大量の文章を読むのに時間がかかる…
そんな悩みを解決するのがAIによる自動要約ツールです。
今回は、PythonとChatGPT APIを組み合わせて、任意の長文を短くまとめてくれる要約ツールを作ってみましょう。
使い方はとてもシンプルで、コピペした文章を要約してもらうだけ。リサーチや資料の整理、Web記事の要点抽出などに役立ちます。
このツールの特長
- 好きな文章をコピペして実行するだけ
- ChatGPTがポイントを抜き出して要約してくれる
- 要約結果はそのままメモや記事のネタに活用できる
事前準備
必要なもの
- OpenAIのAPIキー(取得済み)
- Python(3.8以上推奨)
必要なライブラリのインストール
pip install openai
—
Pythonコード|長文要約スクリプト
import openai
openai.api_key = "sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
def summarize_text(text):
prompt = f"""
あなたは優秀な要約アシスタントです。
以下の文章を読みやすく、重要なポイントを簡潔に要約してください。
文章:
{text}
"""
response = openai.ChatCompletion.create(
model="gpt-3.5-turbo",
messages=[
{"role": "user", "content": prompt}
]
)
return response.choices[0].message["content"]
# 実行例
text = \"\"\"ここに長文のニュース記事やWebテキストなどを貼り付けます。\"\"\"
result = summarize_text(text)
print(result)
—
実行例
以下のようなビジネス文書や記事を要約できます:
要約前:
「Pythonは世界中で広く利用されているプログラミング言語であり…(以下略)」
要約結果:
「Pythonは汎用性が高く、AI・自動化に強いため、世界的に人気がある。」
—
注意点
- APIには文字数制限がある(1リクエスト4,096トークン程度)
- 長すぎる場合はセクションごとに分けて処理するのがコツ
- 正確な要約ではない場合もあるので、必ず人の目で確認しましょう
応用アイデア
- Webから自動で記事を取得して要約する(Webスクレイピングと連携)
- PDFやWordファイルを読み取って要約(PyPDF2やdocxと連携)
- GUI化して、誰でも使えるツールにする(Tkinterなど)
まとめ
- ChatGPTを使えば、文章の要点を素早く抽出できる
- 情報収集・議事録・原稿整理などに便利なツール
- シンプルなPythonコードで、すぐに実行可能
次回予告
次回(Day 14)は、ChatGPTをLINEで使えるようにする方法を解説します!
自作のLINE BotとChatGPTを連携させて、会話できるようにしましょう。
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