【49日目】ChatGPT APIでカスタマー対応メールを要約&翻訳するツールを作ろう

未分類

今回は、ChatGPT APIとPythonを使って「カスタマー対応メール」を社内向けに要約し、必要に応じて翻訳(例:日本語→英語)するツールを作成します。クレームや質問メールの要点を素早く抽出し、報告や共有の手間を省くことができます。

1. ツールの目的

  • 長文のお問い合わせメールを要約して一言で整理
  • 社内用に文調を変えて再構成
  • 翻訳(日本語→英語、またはその逆)にも対応

2. 環境準備

2-1. ライブラリのインストール

!pip install openai

2-2. APIキーの設定

import openai

# ChatGPT APIキーを設定
openai.api_key = "sk-あなたのAPIキー"

3. 要約&翻訳ツール関数

def summarize_and_translate(email_text, translate=False):
    """
    カスタマー対応メールを要約し、必要に応じて英語に翻訳する。
    """
    instruction = "以下のメールを、社内報告用に簡潔に要約してください。"
    if translate:
        instruction += " その後、英語に翻訳してください。"

    prompt = f\"\"\"
    {instruction}
    メール内容:
    {email_text}
    \"\"\"

    response = openai.ChatCompletion.create(
        model="gpt-3.5-turbo",
        messages=[{"role": "user", "content": prompt}],
        max_tokens=300,
        temperature=0.4
    )

    return response["choices"][0]["message"]["content"].strip()

4. テスト実行

mail = \"\"\"\n昨日注文した商品がまだ届いていません。注文番号12345です。\n配送状況を確認していただけますか?急いでいます。\n\"\"\"\n
summary = summarize_and_translate(mail, translate=True)
print(summary)

5. 出力例

【要約】
注文番号12345の配送が遅延しており、至急確認を求められている。

【翻訳】
The customer reported a delay in the delivery of order #12345 and is requesting an urgent update.

6. 応用アイデア

  • CSVから複数件のメールを一括処理
  • 重要度(高・中・低)を分類するタグ付け
  • Slack通知や自動レポート化と連携

7. まとめ

今回は、ChatGPT APIを活用して、カスタマー対応メールを自動で要約・翻訳するPythonツールを構築しました。社内の連携効率を高め、対応の見落とし防止にもつながる実践的な仕組みです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました