今回は、PythonとChatGPT APIを使って、ラフな口語文を「ビジネス向けの丁寧なメール文」に自動変換するツールを作成します。言葉遣いの調整に悩む方や、社内・社外メールの効率化に役立つ実践的な内容です。
1. ツールの目的
このツールの機能は以下のとおりです:
- カジュアルな文章やメモを自動で丁寧語・敬語に変換
- メールの文頭(挨拶)・文末(締め)を追加
- メールタイトルの提案も可能
2. 環境準備
2-1. ライブラリのインストール
!pip install openai
2-2. APIキーの設定
import openai
# ChatGPT APIキーを設定
openai.api_key = "sk-あなたのAPIキー"
3. ビジネス文変換関数
def polish_email(text):
\"\"\"\n カジュアル文をビジネスメールに変換する関数。\n \"\"\"\n prompt = f\"\"\"\n 以下の文章を、社外向けのビジネスメール文に丁寧に書き直してください。\n 件名の提案、挨拶、本文、締めの言葉を含めてください:\\n{text}\n \"\"\"\n\n response = openai.ChatCompletion.create(\n model=\"gpt-3.5-turbo\",\n messages=[{\"role\": \"user\", \"content\": prompt}],\n max_tokens=300,\n temperature=0.3\n )\n\n polished = response[\"choices\"][0][\"message\"][\"content\"].strip()\n return polished
4. テスト実行
casual_text = \"明日の会議、時間変更になったこと伝えておいて。あと、資料の件もよろしく!\"\n\nresult = polish_email(casual_text)\nprint(result)
5. 出力例
件名:明日の会議時間変更および資料に関するご連絡
〇〇株式会社 △△様
いつもお世話になっております。〇〇株式会社の□□です。
明日予定されております会議につきまして、開始時刻が変更となりましたのでご連絡申し上げます。
また、併せて資料のご準備についてもお願い申し上げます。
何卒よろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
〇〇株式会社 □□(あなたの名前)
6. 応用アイデア
- LINEでの入力文を自動変換してコピペ可能に
- メール文テンプレート集と組み合わせて強化
- Streamlitアプリで社内ツール化
7. まとめ
今回は、カジュアルな日本語をビジネスメール文に自動変換するツールを構築しました。時間の節約や伝え方のミス防止に役立ち、業務効率を高める実践的なアプローチです。ぜひ実務に活かしてください!
コメント